返ってきたパスモ【人生観】
去年の紅葉の頃に、バスの営業所の方から
「パスモの落し物です」
と電話がきました。電話を受けたのはパスモ落した張本人の中3の次男坊。
「えっ?オレのパスモ?
えっ?そういや無いや」
って感じ。
オイ!
学校の合唱祭で横須賀芸術劇場に行った帰りに、パスモを落としたらしい。が、それさえ気付いていない。
まったくもう‼︎
ま、それは置いておいて・・・。
連絡をくれたバスの営業所が、私たちの住んでるエリアと離れていたので、不思議に思っていました。そして、パスモは警察に遺失物として届けられ、警察署の場所が、これまた馴染みが無い場所でようやく受け取りにいけたのが、年末。
そして、先月末、中3次男が授業シーズンに突入し、願書提出のために久々にパスモを使うことになり、私がチャージしました(過保護過ぎ?)。
「2000円チャージ。
ん?残高2002円?もとの残高2円?
ん?ん?ん?」
違和感感じて、履歴をプリントして確認してみました。
探偵ごっこです。
そして、、この履歴のプリントで色々なことが判明。いろいろな疑問も解決。
次男は、京急で横須賀芸術劇場のある汐入から自宅最寄駅までパスモを利用。改札をでたあとパスモを落としました。
そして、拾った人のその後の行動。
残金が800円ほど残ったパスモの拾得者は、そのままパスモを使いバスに乗ること3回。最後は、不足額110円を現金で支払い残金が2円になったので、バスに放置。
「ああ、だから見知らぬ地域の営業所だったのかあ」
と、納得。
「に、しても・・・。」
「拾ったパスモって、つかっちゃうんだあ」。
現金拾って、ラッキー的な感じなんだろうけどねぇ。落としたのが悪いんだけど、持ち主わかるものの中身使うのって、罪悪感ないかなあって、なんかたまらなく微妙な気持ちになっちゃった。
そういえば、オフィスビルにある職場のトイレに同僚がちょっとの間、バック忘れたら、現金だけ抜かれてとかあったよなあ。
わたしは、そんなことしようなんて、夢にも思わないなあ。
みんなが、そうであると信じていたけど、そうじゃないし、他人のお財布からお金を抜いても罪悪感を感じないのかと思うて、なんだかモヤモヤしてしまうなあ。