平の帯締 どっちが表問題【着物】
実は、着物関係の仕事をしています。
呉服屋さんの作った着付教室の講師です。
将来の夢は「日本一の着付師」になること。まだまだ、老舗の着付教室に大金を投入してお稽古は続けています。
先日、私の生徒さんが、他の教室の生徒さんに着付をしてもらいました(他装のお試験です)。
そこで、勃発したのが、
「平の帯締に裏表あるの?」問題。
私たちの教室では、
「色がはっきりしてるのが表。で、ギラギラしてるのは裏」
って、認識でいました。
「あんなにキラキラさせてるのに、それを一部しか見せない。なんと奥ゆかしい。まさに日本的」
と思っていましたが、
他の教室の生徒さんは
「両面使って良いって、言われてますぅ」。
だって。
確かに、作り的には、糸が渡ってるわけじゃないし、良いっちゃ、良いけどお。
で、大調査開始。
帯締持って、成人式の振袖練習に血眼になってる着付教室のお姉さんたちに確認。
そこで得た情報。
「これは、両面平気」。
たまたまお店に来ていた京都の作家の先生は、フサの作りを見て
「作りでは、色の方が表だねー。でも、フサはかくれちゃうから、コーディネイトでどっちも使って平気だね」
撃沈
ま、和服だってファッション。ステキなら、決まりに縛られず着ればいいとは思ってるんです。
だけど、やっぱり、キンキラキンを見せるの抵抗ありだなあ。
ま、自分がやらなければいいだけか。でも、生徒にどう伝えていこうかなあ。悩みは尽きません。