心の浄化 or 心を揺さぶるか【ケンハモ】
実は、4人組で鍵盤ハーモニカの演奏をしています。幼稚園のママ友と、子どもが使わなくなった、メロディオンを使って活動始めて、ほぼ10年。
継続って、凄い。私たちも、そこそこ知られるようになってきました。
そして、最近、にわかに「大人のピアニカ」だの「大人のケンハモ」だの、鍵盤ハーモニカが注目されるようになってきました(勝手に私たちのお陰と思ってる)。
世間的には注目されてる上に、興味もあるから鍵盤ハーモニカの演奏を聴くチャンスも増えてきました。
11月23日は、本当に朝から晩まで鍵盤ハーモニカ漬けの一日。
朝から夕方まで、日本橋のSUZUKI楽器さんで、得田サトシ先生の鍵盤ハーモニカ講師になるための講習を受け、その後、夕方から代官山で、ピアニカの魔術師 ミッチュリー さんのライブへGo。
得田サトシ先生とミッチュリーさん。
どちらも、一流の人です。同じ鍵盤ハーモニカだけど、目指しているところは、月と太陽くらい違う気がする。
ミッチュリーさんの演奏は、魂の底からエネルギーがフツフツと湧き上がってきて、カラダが自然に揺れて、体がエネルギーで満たされていくような演奏。
得田先生の演奏は、魂の深いところに封印していた悲しみとか思い出が、優しくて美しい演奏で溶け出してきて、浄化される感じ。
比べること自体が間違い。
でも、人間好みってでますわよね。
ミッチュリーが子どもから大人まで、音楽好きが音楽を楽しむために集まるのに対し、得田先生は鍵盤ハーモニカ好きが、鍵盤ハーモニカの勉強のためであったり、得田先生の優しや演奏に癒しを求めて集まる感じ。
同じ楽器なのに、目指すところが違うとこうも違うか。
私たちが、鍵盤ハーモニカであのお二人に肩並べられるなんて、思わない。並べるはずがない。私たちは鍵盤ハーモニカに人生を捧げてないもの。
ただ、私は、鍵盤ハーモニカで技術の頂点は目指す必要なんてないと思ってる(せめてミスタッチはなくしたいけど。エッ、そのレベル?)。ただ、楽しくて、楽しくて、その楽しさを聞いてくれる人にも見せびらかして、みんなが私たちにあやかって、ハッピーになって欲しくて演奏してる。
人生も一緒。
何に幸せを感じるかなんて人それぞれ。その人の人生が成功したか、してないかなんて誰にも決められない。
色々楽しんで、中途半端だけど色々やって、その色々が混ざり合って味わいになる。
いつも元気に楽しく人生を送りたい。
鍵盤ハーモニカの話なのに、人生論になっちゃった。
では、今年もよろしくお願いします。